こんにちは。
Meeting Place Soham(そ~はむ)
ボディワーカーSayuriです。
ストレッチをやっているけれど、痛みがある
健康のためにと、多くの方が実践されているストレッチ。
お手軽ですが、それってほんとに身体のためになっているのかな??というお話。
ストレッチについての質問をされることも多いので少し書いてみます。
「ストレッチやヨガをやっているけれど、痛みがあります。」
これは、よく聞くこと。
関節の可動域が大きいけれど、筋肉はかたく、体の痛みに悩んでいるヨガの先生も多いようです。
体がやわらかい≠筋肉がやわらかい
‟体がやわらかいのはいいこと。”
という概念が一般化していて、開脚ブームも起きていますよね。
ですが、いわゆる体がやわらか(関節の可動域が大きい)くても
筋肉がかたく、古いゴムのような感触だったりします 😥
私もそうだったので、
同じようなお悩みをお持ちの方には、ぜひ知っていただきたいカラダのメカニズムなのですが、
これはストレッチのし過ぎで、筋膜や靭帯がかたく伸びきってしまっている状態。
難しいポーズはとれますが、機能的かと言ったら、うーん((+_+))…
関節の不安定さを補うために、筋肉がさらに緊張し、体に痛みが出ます。
これでは健康になるどころか、逆効果 😥
それは、一体どういうことなのでしょうか?
ロックした筋肉を伸ばすという意味
なぜストレッチをするのか?
それは、縮んでいる筋肉を引き伸ばせば元に戻る、ということなのでしょう。
でもね、人間の身体はモノじゃないんです。
筋肉は強い刺激や継続的な負荷が起こったときに、筋紡錘という筋肉中のセンサーが反応し、一時的に筋肉を固めてロックします。
これは、身体を防御するのに重要な機能なのですが、
困るのは、慢性的にロックがかかってしまっている状態。
多くの場合、偏った使い方で、
使われなくなった筋肉、緊張しすぎた筋肉が捻じれて、かたく縮まります。
筋肉の老廃物が溜まって、内圧が高まっている状態。
そのロックがかかっている筋肉を伸ばそうとしたらどうでしょう?
中の圧力はパンパンですっ。
引っ張ったらパリ―ンッ
「これ以上伸ばしたら危ないっ!!」
とまた防御反応が発動します。
さらにギュッと縮んで身を守ろうとする。
これが、ストレッチをしても筋肉がやわらかくならない時に、身体で起こっていることです。
じゃぁ、どうしたらいい?
ストレッチやヨガ、その他なんでも、筋肉を引き伸ばす運動をするときには、
〇「無理をしない」ことに気をつけていただくといいと思います。
伸ばし過ぎは負担になりますが、無理のない範囲で動かすことは、身体にとってはいい刺激です。
ストイックにがんばってみたり、
周りの人と比べて無理にポーズをとってみたり・・・
すると、ほとんどの場合、閾値を超えてしまいます。
同じ動作やポーズをしても、それが身体にどんな風に作用するかは、
その動きの質によります。
〇閾値を自分で分かるために、身体感覚を育むのが大切なことです。
〇身体を大幅に改善したい場合には、ストレッチを一切やらないことも近道かもしれません。
痛気持ちいい~は、多くの場合、行き過ぎです。
Sohamでは、身体感覚を育みながら、
ロックした筋肉を‟伸ばす”のではなく
逆に、‟縮めて”ゆるめる安全な方法を用いています。
その方法については、また別の機会に♪
筋肉が伸びきってかたくなると、やわらかい状態に戻るのに時間はかかりますが、
適切なケアをすれば、ちゃんと再生してくれるものです 😀
細胞はこの瞬間にも生まれ変わっているので。
私もそのプロセスの最中です(^^)
適切な目的意識で結果が変わる
関節可動域を拡げることに意識が向くと、組織を損傷させながら、かたい筋肉になっていきやすいです。
一方で、動きのプロセスに目を向けながら、筋肉をやわらかくすると、結果的に、適切な可動域の動きやす身体になっていきます。
見た目も美しくなります。
何を目的にするかで、大きな違いがあるはずです。
Sohamのエクササイズのやり方は、ここ数カ月で大きく変化してきています。
よりシンプルになっています。
以前、メニューを作成された方も、ぜひ更新されることをおススメいたします。
それでは、また~
※現在の日本のヨガはエクササイズ化したものが主流ですが、本来の目的は、己を見つめ、本質とつながる状態にあります。
身体と対話できていれば、やり過ぎるといったことは起こらないはずです。
そのような指導法をされている先生に教わるいうのも、有効な選択肢のひとつになるのではないでしょうか?
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