こんにちは。
~発掘!心地よいカラダ~
Meeting Place Soham(そ~はむ)Sayuriです。
固定種とF1
固定種の種屋・野口のタネ
野口勲さんのお話しを聞いてきました。
✢固定種・・・地域で何世代にも渡って育てられ、自家採取を繰り返すことによって、その土地の環境に適応するように遺伝的に安定していった品種。
✢F1(一代雑種)・・・異なる性質のタネを人工的に掛け合わせて作った一代限りの雑種。子孫を残せないタネ。
毎年種を買わなければならないため、
大手種会社の食の支配力が強い。
現代の野菜や花のほとんどがF1。
F1は、自然に受粉するのを防ぐために、
「除雄」といっておしべを取り去る方法から始まり、
現在は、元々おしべのない花
いわゆるミトコンドリア遺伝子の異常
「優勢不稔」の利用が普及しているのだとか。
✢「優勢不稔」・・・植物のヤクやおしべが退化して、花粉が機能的に不完全になること
動物で言えば、男性原因の不妊症。
優勢不稔と精子減少
野口さんは、1940年代と現代の成人男性の精子が約四分の一程に減少したことについて、
優勢不稔の影響があるのではないかと考えているそう。
わたしたちのカラダは、環境や想念、様々な要素が影響して構成されているけれど、
「食べ物」が細胞を創るのは言うまでもないことですよね。
子孫を残せない野菜を食べていたら、生殖機能が落ちる。
これは必然だなぁ~
現状を知り、問う
資本主義も果てまできているというか・・・
食料、薬、医療、政治、様々な分野で一部のお金持ちがコントロールし、
大衆は不自然なモノを当たり前のように消費しているという
そして、病気の増加や少子化などという歪みが起こっている。
そういった問題にフォーカスすると、
「世の中おかしい」
「何を信じていいか分からない」
といった恐れにつながりやすいけれど
今までの人類の行動の結果が、
現代に現れているに過ぎないのであって
フラットな視点で観て、
「何が起こっている?」と認識し、
じゃぁ、自分はどうする?
と問いかけてみるいい機会なのだと思います。
不自然なことも自然の一部
ヒトや地球の負担になることは、
善悪の尺度で観ると、悪いことだろうけれど
人口が増えて農家が減っている現代では、
効率のよいF1が必要だったことも否めないことで
増えすぎた人口が、不自然な食べ物で減っていくというのも、地球のサイクルで観ると、自然な印象。
こう言うと、語弊が生じるかもしれないけれど、
増え過ぎたら減る必要があるのかもしれない、とも私は思うのです。
「いま」が未来を創る
様々な考え方があって、
何か一つの正解があるわけではないものの
個々の人間におけるカラダの歪みや病気が
気づきをもたらしてくれるように
地球規模の問題が起こっている時には
地球全体がどんなメッセージを発しているのか、
気づくチャンスでもあるのではないでしょうか。
私たちが自分を大切にすることで、
地球を大切にすることにも繋がっていく。
地球は、そんな
循環する世界。
私たちの行動で、今度は、未来が創られていくのだから。
一粒万倍という希望
野口さんのお話で一番心に残ったのが
「一粒万倍」
一粒の種が一年後に一万倍、二年後にその一万倍で一億個、三年後には一兆個、四年後には一京個になるということ。
タネが一個でも残っていさえすれば、
可能性の拡がりは非常に大きい。
命というのは本当にすごい
という畏敬の念が湧きます。
小さな種に、大きな希望が詰まっている。
そんな命を頂いている私たちも
可能性のある命そのものだと思うと感慨深い…
在来種・固定種を守ってくれている人たち
貴重な種を守ってくれている種屋さんが、
いま、存在しているということがとてもありがたいと感じます。
在来種・固定種の種を使うのは家庭菜園がほとんどだそうだけれど、
数は少なくても、農家さんがいらっしゃるということも。
今年は専ら食べる専門だったけれど、
私はできるだけ、固定種を選んでいます。
なんといっても、おいしいですしね。
食べるとカラダ中の細胞がよろこぶお野菜を作ってくださっている、大好きな農家さん
柿右衛門農園さんのwebサイトはこちら
自家栽培の在来種のお野菜を中心にした手打ちほうとうと創作料理のお店
柿右衛門農園のお野菜も購入できる
元祖・へっころ谷のwebサイトはこちら
私が一番よく行くごはん屋さん😋
自家採取をしているわけではないのに、
生命力のあるお野菜が手に入りやすい環境にあることに
野口さんのお話しを聞いて、改めて感謝の気持ちが湧いてきました。
「食べる」というのも循環の一部を担っているし、
事実を「知る」だけでも大きい一役。
「タネを繋ぐ」
気持ちが湧いてきた・・・
畑の土に触れるのも好き♡
さあ~て、どうしよっかな~(⌒∇⌒)
自然も政治も経済も想定外が続いて
過渡期にある現代。
食べ物と健康な身体は必要十分条件かも
これから先、どんな風になるかわからないけれど
ひとりひとりが希望を持っていれば
その光は、一粒万倍のように無限に拡がっていくものだと思います。
それでは、また~
カラダの痛みや症状を入り口に自分と仲良くなる
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